2022年5月19日
今回は、新制作「HYGGELIG PLADS(ヒュゲリ・プレス)」について、芸術監督にインタビューしました。新しいOrchestra Mµsicart の企画は果たしてどのようなものなのでしょうか。
今回は新制作「HYGGELIG PLADS」についてお聞きしたいと思います。
-まだ、企画の構成も途中なので、お答えできることにも限界はありますが(笑)
はじめに、「HYGGELIG PLADS」の意味についてお伺いしたいと思います。こちらはどういった意味なのでしょうか。
-デンマーク語で居心地がいい空間や楽しい時間という意味を持つ「Hygge(ヒュッゲ)」、この Hygge の形容詞が「Hyggelig(ヒュゲリ)」です。「Plads(プレス)」は空間やスペースといった意味ですね。これらを合わせると「居心地の良い空間、場所」といったような意味になります。
自分も最初は知らなかったのですが、団員がこういう言葉があるって企画と一緒に持ってきてくれました。
つまり、今回の企画は「居心地の良い空間」を作ろうといった内容なのでしょうか。
-50%くらい正解です。今回の大きなテーマの一つは「癒し」なので、コンサート会場に足を運んでもらい、居心地がいいなと思ってもらえる内容にしたいと思っています。
ただ居心地の良さを追求するのではなく、もっと音楽以外でアプローチしようというのが今回の企画の核の部分になります。それが残りの50%ですね。
音楽以外のアプローチというと、これまで映像や照明なども用いてきましたが、そのような仕掛けをまた取り入れるのでしょうか。
-今回、映像は用いない予定です。これまで、「光と魔法のコンサート」では映像と照明、「Bon Voyage!」では物語と映像といったような音楽以外の要素を取り入れてきました。これらは視覚情報と聴覚情報をより拡張して音楽と組み合わせたいという意図があったのですが、今回はそれ以外の五感全てを取り入れたいと思っています。
味覚や嗅覚といった感覚と音楽が関係してくるのでしょうか。
-そうですね。あまり話しすぎるとネタバレになってしまいそうですが、今回は味や香りの持つ印象と音楽が持つ印象をリンクさせることで、新しい感覚を楽しんでもらいたいと思っています。勿論、香りには癒しの効果があったりするので、テーマともリンクしているんです。
まさに、音楽を味わうといったことですね。
-純粋に音楽を楽しむことも勿論大切なのですが、音楽を聴きながら味や香りも楽しんだら、どんな感覚になるのだろうというのは気になりますね。何か新しい感覚に繋がったり、生まれたりすると思います。
曲目も決まっているのでしょうか。
-ラヴェル《ピアノ協奏曲ト長調》をはじめとした様々な曲を準備しております。仕掛けについても準備中です。
2022-2023シーズンはもう1つ企画があるそうですが、そちらはどのような企画なのでしょうか。
-それにつきましては、また別途お話しさせていただければと思います。
まずは「HYGGELIG PLADS」を楽しみにしていて欲しいです。
最後に団員募集もまだしているとのことですが。
-はい。引き続き団員を募集しております。特に弦楽器は人数が不足しているため、興味を持っていただけると嬉しいです。
Join us のページでも詳しく掲載しております。
本日はありがとうございました。
-ありがとうございました。
団員募集はこちらから